自己の確立と自己表現

大きなあいさつが響く!

昨日は7月1発目の南足柄スポーツ万能スクール。隔週開催だが僕はみんなに会えるのを心底楽しみにしている。会う度に成長を見せてくれるスクール生。今回もたくさんの成長を見せてくれた!

まず印象的だったのが挨拶の声が大きくなってきたこと。

出会った頃は自己表現に乏しく、挨拶も控えめだった子が

『こんにちは!』と大きな声で入ってきた。これには驚いた。もちろん、慣れもあるだろうがそうだとすれば素晴らしい適応力だ!

そうそう、その声。その大きな声はみんなに届く。

気持ちの良い挨拶から嬉しい気持ちでスタートした。

”マイタイム”導入

今回から『マイタイム』を導入した!

マイタイムは個々の自己表現の場。スクールがない2週間で起きたエピソードを挙手制で話してもらう。楽しかったこと、嬉しかったこと、出来る様になったこと、発見など。内容はなんでもOK。みんなの前で自己表現をする。先日訪問した山崎さんからヒントを得た試みだ。

話し手は楽しかったことをシェアし、聞き手は話し手が話しやすい雰囲気作り。もっともっとお互いのことを、仲間のことを知るきっかけにして欲しいと思う。

今回はこんな話をしてくれた。

『この間お父さんとガンダムの映画を観に行った』『その後UFOキャッチャーで何も取れなかったでも楽しかった』『くら寿司にもいって25皿も食べた。いくらが好きで何個も食べた』

またある子は

『お父さんが美味しい餃子を作ってくれた』『すごく美味しくてたくさん食べた』『お兄ちゃんは30個も食べた』

図らずも共通の食べ物ネタ。でも、楽しい話をありがとう。晴れてみんなにいくら好きが認知された。笑

音を聞き分けろ

今回のプログラムは音を聞き分けて反応する課題。音の有無、種類、回数など様々な音刺激に対しリアクションしていく。動きに夢中になると音を聞き忘れる。逆もしかり。

運動を自動化させ、いかに音に意識を割くかがポイントだ。運動が複雑に、スピードが上がるにつれ正確な判断が難しくなる。

最初は難しそうにしていた子もだんだんと認知→判断→実行が早くなってきた。

ボールコオーディネーション

ボールに自分を合わせる。手、足、背中…色々な所で色々な面でボールを扱いながら力加減の強弱と身体の調整力をトレーニング。簡単なものからチャレンジまで。最難関レベルのクリアは持ち越し!

みんな楽しそうに取り組んでくれた。ボールは無条件で楽しい!!

アニマルムーブとコアトレーニング

くま、えび、たまご、さそり…様々な動物の動きを取り入れて体幹を刺激。さそりの動きは視野が360°回転。戸惑ってる子供が多かった。幼少期に前庭器(俗にいう三半規管=身体のバランス維持)刺激は重要。視野が変わると自分の位置が定まらない。これを自己定位と言う。言うならば空間の中で自分の位置を把握する力だ。

今日の発見タイム

締めは今回の発見タイム。この1時間で先週よりもできる様になったことをシェアしてもらった。

『何かできる様になったことがある人!』と聞くと1人の子が控えめながら手を上げてくれた

『ブリッジくぐりで少しだけど高いブリッジができる様になった』

手を上げてくれた子はおそらくブリッジが苦手で苦手意識が強かった。言葉にせずともスクール時間の端端でそれは感じられた。

ブリッジも今までは『おやま』=手足床でお尻高く。で代用していたが今日はチャレンジ出来た。まずはそれだけで拍手。素晴らしい成長。

その上、ブリッジも頭を持ち上げ、高いブリッジが出来てきた。すごいじゃん!少しじゃないよ!

性格なのかな?失敗をしたがらない感じ?諦めが早い?そんな感じで見られるのかな?でも秘めたものは感じるし、今回の様にチャレンジする事も出来る。出来ないことができる様になる。少しでもなんでも。その瞬間に立ち会えるのは嬉しい。

『頭が上がるようになったね。すごい進化だ』と返すと

嬉しそうにうなずいていた

少し恥ずかしそうなその顔を

これからたくさん見れるはず。