正常な呼吸って何だろう?

2022年5月2日

呼吸。

特段意識もせず当たり前のようにしているもの。

食事や水は無くなってもすぐに命に関わることはないけれど、呼吸は1分も止めれられない。

裏を返せば直接的に命に関わっている。という事

スポンサーリンク

呼吸は何をしている?

ではそんな大事な呼吸は何をしているのだろう?

みなさんがイメージする呼吸は息を吸って吐く。酸素を取り入れる。

そんなイメージでしょうか?

大枠で見てみると酸素を吸って二酸化炭素を吐く。これが呼吸の役割と言えそうです。

さらに細かく見てみると

内呼吸外呼吸がある。

内呼吸と外呼吸

内呼吸と外呼吸を説明すると

空気中から鼻を通して酸素や窒素を取り入れることを『外呼吸』

(外気から取り入れる呼吸)

外呼吸で取り込んだ酸素を体内の細胞へと渡していくことを『内呼吸』と言う。

主に体の外とのやりとりを外呼吸、体内での酸素のやり取りを内呼吸と覚えると良い!

呼吸についてのあれこれ

呼吸について細かく見てみる。

1日に20,000〜25,000回もしていると言われる呼吸。およそ4秒に1回のペースで1分間で15回。

1回の呼吸でペットボトル1本分の大気を吸い込むと言われる。(多い!)

取り入れられた酸素は細胞内のミトコンドリアへ送られ、運動の際のエネルギーや代謝、解毒など体内のありとあらゆる仕事をするためのエネルギーの材料として使われる。

細胞内で使われた酸素の燃えカスである二酸化炭素は再び細胞から血液に戻され肺から鼻を通って待機中に放出される。

これがガス交換である!

呼吸は精神の安定にも深く関わっている。

試しに真っ暗な部屋で口にガムテープを貼られ呼吸ができないことを想像して見てほしい。

イメージしただけでも不安な気持ちになりそうだ。

実際に不安を感じやすい性格の方は呼吸が上手くできていないことが多い。

呼吸を改善していくことでメンタルが安定し表情が穏やかになっていくとはよくある。

神秘の生物ミトコンドリア

少し話を脱線して。血中から細胞内に渡った酸素はどのようにして使われるのだろう?

細胞にはミトコンドリアと言う生き物が住み着いている。

前述の通りミトコンドリアは生き物。つまり私たちの体には別の生物が住み着いているのだ!

そして面白いことに私たちが運動や代謝で使うエネルギーのほとんどをこのミトコンドリアが産生している!これはつまり、ミトコンドリアは私たちの中で生き、私たちはミトコンドリアがなければ生きていけない。共生関係にあるということ。

余談だがこのミトコンドリア。代々母方のミトコンドリアが子へと受け継がれていくそう。

そう考えるとエネルギー代謝は母親に似る。なんてこともあるかも・・・?

理想的な呼吸って?

話を戻して。理想的な呼吸について考える。

まずは胸式呼吸と腹式呼吸について着目。

俗に胸式呼吸は悪で腹式呼吸は良。こんなイメージが定着しているがそんなことはない。

そのどちらに偏りすぎても良くない。

一般に胸式呼吸が強すぎると肩や首の緊張を生み

腹式呼吸が強すぎると反り腰から腰や股関節の痛みにつながりやすい

ではどんな呼吸が良いのだろう。

横隔膜呼吸

人間のデザインを考える。

呼吸に適したデザインは横隔膜メインの呼吸。

横隔膜を使った呼吸。言い換えれば胸腹式呼吸と言うわけだ。

呼吸で横隔膜を使うポイント、それは息を吐き切ることだ!

息を吐き切ることであばら骨が下がる。

あばら骨には横隔膜がくっついており横隔膜はあばらが下がり切ることで上手く使える様になる。

まずはリラックスして息を吐き切れるようにしていこう。

スポンサーリンク

呼吸正常化のロードマップ

口呼吸の改善、横隔膜呼吸の改善。

それ以降のロードマップは以下の通り

その他の改善方法についてはこちらの動画を参照ください!